下肢静脈瘤について
下肢静脈瘤は足にできた静脈のこぶのことです。足の血管は動脈と静脈があり。
静脈には血液が逆流しないように弁があります。この弁が壊れることで逆流が起き
血液が下に溜まることで最初はまっすぐだった血管が川を蛇行するように
曲がりくねったりこぶのような溜まりができます。
下肢静脈瘤の症状
- ・足がつる
- ・痛み・かゆみ
- ・むくみ
- ・湿疹や出血
- ・血管がボコボコに膨れる
治療方法
血管内焼灼術
静脈を焼いてふさぐ治療方法です。カテーテルを静脈の中に入れ熱を加えて焼灼します。
固く縮んで逆流の無くなった血管は半年から1年で体内に吸収されてなくなります。 当院では高周波電流(ラジオ波)を使用する高
周波治療(エンドヴィーナス クロージャー システム)とレーザー(レオナルド ボンサイ 1470)を使用して行うレーザー治療があります。
グルー治療(Vena Seal)
グルー治療とは医療用接着材をカテーテル操作で治療する静脈に注入し血管を閉塞させる方法です。熱によって血管を閉塞させる血管内焼灼術と比べて、やけどや神経障害など周辺組織への影響や痛みが少ないといった低侵襲性が特長です。2019年12月より保険適用になり、当院では令和4年3月から下肢静脈瘤に対しグルー治療を行っております。