診療科案内

心臓血管外科

医師紹介

李 武志

理事長

李 武志

名古屋市立大学医学部卒業
心臓血管外科認定医
日本外科学会専門医
日本胸部外科学会認定医
心臓機能障害指定医
臨床研修指導医
植込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療研修証授与

田中 良昭

院長・心臓血管外科部長

田中 良昭

防衛医科大学卒業
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本胸部外科学会認定医・正会員
心臓血管外科専門医
心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科修練指導医
日本脈管学会:脈管専門医
腹部ステントグラフト指導医・実施医
胸部ステントグラフト実施医
下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の指導医
臨床研修指導医
ICD(インフェクションコントロールドクター)
スポーツドクター

中野渡 仁

中野渡 仁

防衛医科大学卒業
日本外科学会専門医
腹部ステントグラフト指導医・実施医
胸部ステントグラフト実施医

入江 嘉仁

非常勤

入江 嘉仁

獨協医科大学医学部卒業
医学博士
福島県立医科大学災害医療支援講座 教授
いわき市立総合磐城共立病院心臓血管外科 部長
日本心臓血管外科学会:修練指導者・専門医・国際会員
日本胸部外科学会:指導医・正会員・評議員
日本外科学会:指導医
日本Advanced Heart & Vascular Surgery/OPCAB研究会:幹事
元獨協医科大学越谷病院心臓血管外科呼吸器外科教授

ごあいさつ

私が平成26年10月1日付けで心臓血管外科部長に就任し1年が経過し漸くシステムが軌道に乗ってまいりました。過去30年以上自衛隊中央病院心臓血管外科で培った経験と技術を今後地域医療に貢献したく入職いたしました。当院は循環器専門病院という特色を持ち、その疾患の特色として緊急治療を要するものが多くを占めます。そこで我々は24時間体制でいかなる緊急の循環器疾患に対しても対応する準備をしておりますのでよろしくお願い申し上げます。

診療内容

現在当院で行っています心臓、大血管、末梢血管手術の概要を簡単に説明させていただきます。

心臓手術

成人先天性心疾患:心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、動脈管開存症等
成人の心房中隔欠損症(ASD)をパッチで閉鎖した写真です。(黄色の矢印)

成人の心房中隔欠損症手術

このグラフは健康な人とASDがある人の寿命を比較したグラフです。健康な人は50歳で約95%の人が生存していますが、ASDのある人は50歳では約25%、70歳では健康な人は約70%の人が生存していますがASDがある人は5%位の人しか生存していないというグラフです。このような理由からASDがわかったら早く閉鎖すべきであると言えます。

動脈管開存症

虚血性心疾患:冠動脈バイパス術(オフポンプ、オンポンプ)

当院ではオフポンプ冠動脈バイパス術(人工心肺を使用しない冠動脈バイパス術)を主体にしています。特に我々は狭窄病変がび漫性に長い病変やステント内再狭窄病変に対してステントを除去してlong on lay patchを行うバイパスと得意としています。

日本循環器学会が示したガイドラインに則り手術適応を決めていますので日本循環器学会のホームページをご参照下さい。
循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2010年度合同研究班報告)
〇安定冠動脈疾患における待機的PCIのガイド ライン(2011年改訂版) Guidelines for elective percutaneous coronary intervention in patients with stable coronary disease (JCS 2011)
〇虚血性心疾患に対するバイパスグラフトと 手術術式の選択ガイドライン(2011年改訂版) Guidelines for the Clinical Application of Bypass Grafts and the Surgical Techniques (JCS 2011)

表 PCI,CABG適応

解剖学的条件 PCI適応 CABG適応
1枝/2枝病変 LAD近位部病変なし ⅠA ⅡbC
AD近位部(入口部を除く)病変あり ⅠC ⅠA
LAD入口部病変あり ⅡbC
3枝病変 LAD近位部病変なし ⅡbB
LAD近位部病変あり ⅢB
非保護左主幹部病変 入口部,体部の単独病変あるいは+1枝病変 ⅡbC
分岐部病変の単独病変あるいは+1枝病変  
多枝病変  

冠動脈バイパス術に加え次のような合併疾患に対しても手術を行っています。
       虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対する手術
虚血性心筋症に対する左室形成術
心筋梗塞後中隔穿孔に対する手術
心筋梗塞後左室破裂に対する手術
心筋梗塞後乳頭筋断裂に対する手術

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動画再生はこちらの画像から

※手術映像です。刺激が強い映像となりますので、閲覧する際はご注意下さい

弁膜症

大動脈弁狭窄症(置換術)
近年、高齢化に伴い大動脈弁狭窄症が増加しています。
大阪市立大学医学部の室生卓教授の研究によりますと重症の大動脈弁狭窄症の患者で手術を受けた人は5年後には約85%の方が生存していますが、手術を受けなかった患者は約30%の方しか生存できていません。重症の大動脈弁狭窄症と診断された場合には早期の手術が望まれます。

ASのクラスⅠ(手術適応)患者の手術施行有無による生存率

大動脈弁閉鎖不全症(形成術あるいは置換術)

僧帽弁狭窄症(形成術、置換術)
今では少なくなってしまったリウマチ性の病変と動脈硬化性の病変が主体となります。形成術はなかなか困難なことが多く置換術が主体となります。

僧帽弁閉鎖不全症(形成術、置換術)
病因は変性疾患と虚血性のものが主体となります。多くの症例が形成可能な疾患です。僧帽弁閉鎖不全症は放置すればいずれ心房細動になります。心房細動を放置すると5%の方が脳梗塞になるといわれています。また、脳梗塞の患者からみると脳梗塞の原因の約30%が心房細動であるといわれています。このような理由から心房細動になる前に手術をすることをお勧めします。

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動画再生はこちらの画像から

※手術映像です。刺激が強い映像となりますので、閲覧する際はご注意下さい

三尖弁閉鎖不全症(形成術、置換術)
病因の多くは僧帽弁疾患や大動脈弁疾患の二次性のものが主体となります。ほとんどの症例が形成可能で置換術になる症例は稀です。

大動脈基部疾患(David手術、Yacoub手術、Bentall手術)

不整脈手術:メイズ手術(心房細動を治す手術)等

大動脈疾患に対する手術(ステントグラフト治療と開胸、開腹手術)

急性大動脈解離
急性大動脈解離とは突然の激しい胸痛や背部痛で発症する大動脈が解離する(裂ける)非常に怖い病気です。解離が起きた部位(裂けた部位)により多少治療法が異なりますが、上行大動脈が解離した場合には1時間に1%ずつ死亡率が増加するといわれ48時間後には約50%、7日後には約70%、14日後には約80%の方が死亡してしまいます。早期診断、早期手術が救命のカギとなります。

慢性大動脈解離

胸部大動脈瘤
開胸した弓部大動脈瘤人工血管置換術

弓部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術

腹部大動脈瘤
下記の表のごとく腹部大動脈瘤は4~5cmの径であれば1年間に0.5~5%の確率で破裂するといわれています。径が大きくなればなるほど破裂する確率は高くなります。破裂してしまった場合の死亡率は高く、破裂する前に手術をすることが合併症も少なく、予後を良くする要因になります。

腹部大動脈瘤の大きさと破裂する確率の関係

腹部大動脈瘤径(cm) 破裂率(%/年)
<4 0
4~5 0.5~5
5~6 3~15
6~7 10~20
7~8 20~40
>8 30~50

我々は、侵襲も少なく死亡リスクも少ないことから積極的にステントグラフトによる治療を優先しています。

ステントグラフト: 入院死亡率 0.6%, 合併症発症率:5.5%
開腹手術   : 入院死亡率 2.7~3.2%
(2006年7月1日~2008年12月31日 日本ステントグラフト実施基準管理委員会発表)

末梢血管に対する手術
閉塞性動脈硬化症(ASO)
バージャー氏病
四肢の動脈瘤、内臓動脈瘤

下肢静脈瘤

ストリッピング
硬化療法

以上簡単ではございますが当院で行っている治療の一部を紹介させていただきました。 わからないことがございましたら気軽にお尋ねください。
院長 兼 心臓血管外科部長   田中良昭

外来受付時間

月曜日~金曜日 午前 8:30~11:00
午後 1:30~4:00
土曜日 午前 8:30~11:00

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